外貨投資情報館



ヘッジファンド・年金基金の投資方針は?

年金基金の投資方針は?

年金基金は中長期保有が前提ですから、一度、金ETFを購入したら、少なくても2〜3年は保有します。なので、一時的に金価格が下落したとしても、直ちに売却することはありません。

実際、年金基金が金ETFを大量に購入したと見られた後、金価格が大幅に下落したときも、金ETFの残高は、それほど減りませんでした。

2009年6月時点における金ETFが保有する金(ゴールド)の残高は、1300トンを超えたと見られていますが、金市場の年間の需給規模は4000トン程度ですから、巨額のマネーを動かす年金基金が金ETFを通じて金市場に参入した影響は大きいといえそうです。

つまり、年金基金が金価格を下支えする大きな要因となっているということです。

ヘッジファンドの投資方針は?

他方、ヘッジファンドの投資姿勢というのは、年金基金とは180度異なるものです。具体的には、短期の売買を繰り返し、利ざやを狙うまったく対称的なスタンスといえます。

ヘッジファンドが動かす金額は巨額で、しかも買ったかと思えば売り、売ったかと思えば買うので、そのたびに金価格は上下することになります。

というわけで、ヘッジファンドは、金市場にとっては撹乱要因となっています。

よって、短期勝負の個人投資家の場合は、ヘッジファンドの動きに細心の注意を払う必要がありそうです。特に、多くのヘッジファンドが決算を迎える11月は要注意です。

というのは、この時期は利益を確定するために、保有している金融商品をいったん売却する、あるいは空売りしていたものを買い戻すことから、金(ゴールド)のような小さな市場は相場が乱高下しやすいからです。


金価格の下落とワシントン協定
年金基金と金ETFの関係は?
ヘッジファンド・年金基金の投資方針は?
ブラックロックとは?
ファンド・オブ・ファンズの動きとは?

年金基金と金価格の上昇の関係は?
ヘッジファンドの金相場に与える影響は?
金ETFが金価格に影響を与える?
ブラックロック・ゴールド・ファンドとは?
ライフスタイルに合った投資方法とは?


Copyright (C) 2011 外貨投資情報館V「金(ゴールド)編」 All Rights Reserved