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金価格の下落とワシントン協定

ワシントン協定とは?

金価格の下落というのは、売り手側の中央銀行にとってもいい話ではありません。

というのは、得られるはずであった利益を逸してしまうからです。

そこで、1999年9月、金価格の下落に危機意識を持った欧州の中央銀行の関係者が、米国のワシントンで一同に会し、今後の方針を話し合ったのがいわゆる「ワシントン協定」と呼ばれるものです。

この「ワシントン協定」では、5年間にわたり、各国が売却量を年400トンに制限することで合意しました。

株式市場と同じで、金市場も「供給量が減りそうだ」という情報が流れただけで、価格は上昇します。

よって、このワシントン協定をきっかけとして金価格は上昇トレンドに乗りました。

ワシントン協定の延長

ワシントン協定は2004年には5年間延長されました。

ちなみに、売却量の枠は年400トンから年500トンに改められましたが、各国とも枠を使い切っているわけではなく、未消化の国も多かったということです。


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