ドルインデックスというのは、ドルの強さを図るバロメーターで、他の通貨との為替レートを加重平均したものです。

米国経済の実力を示す指標というのは色々とありますが、この「ドルインデックス」は最も注目すべき指標と思われます。

ちなみに、ドルインデックスは、株式の世界でいうと、日経平均やＴＯＰＩＸに当たるものといってもいいかもしれません。

なので、個別株の動きを知らなくても、日経平均やＴＯＰＩＸを見れば、おおよその動きがつかめるように、ドルインデックスを見れば、為替相場のなかでドルがどのように動いているのかがわかります。

なお、金価格の高騰はドルへの信頼低下の裏返しですから、強いドルのままであれば、投資マネーが金（ゴールド）をはじめとする商品に向かうことはなかったかもしれません。

ドルインデックスは、様々な機関が算出していますが、次のものがよく使用されます。

■ＦＲＢ（米国連邦準備理事会）が公表しているもの
■インターコンチネンタル取引所（ＩＣＥ、旧ニューヨーク商品取引所）

株価指数に日経平均やＴＯＰＩＸがあるように、ドルインデックスにも為替市場全体のドルインデックス（ブロード・インデックス）や主要通貨間のドルインデックス（メジャー・インデックス）などがあります。

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