板情報を注視するとは?
例えば、ネット証券の金価格連動型ETFの銘柄ページを立ち上げますと、次のような画面が現れますが、この注文情報のことを「板」とか「板情報」と呼んでいます。
売気配株数 気配値(値段) 買気配株数
2543 2850
1046 2840
2608 2830
1221 2820
140 2800 321
2790 1224
2780 569
2770 332
2760 986
中央がETFの値段であり、現在は2800円ということです。また、左側の数字である売気配株数というのは、名称は証券会社により異なりますが、売り注文が出ている口数であり、右側の数字である買気配株数は、買い注文が出ている口数になります。
売りを希望する投資家は少しでも高く売ろうとするので高いほうの値段に、買いを希望する投資家は少しでも安く買おうとするので安いほうの値段に並びます。
板情報から価格変動を捉える
上記のケースの場合ですと、買い注文よりも売り注文のほうが多いので、この後、価格は下落していく可能性が高いといえます。
価格決定の原則に従えば、需要が増えれば価格は上昇し、供給が増えれば価格は下落するということです。買い注文よりも売り注文が多い、すなわち需要より供給が多いと、価格は下がる傾向にあります。
反対に、買い注文よりも売り注文のほうが多い、すなわち供給より需要のほうが多いと価格は上昇する傾向にあります。 |