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インドと中国の金需要は?

インドの金需要は?

インドは世界一の金需要国として知られていますが、この国では、嫁入りする娘に「金(ゴールド)」のアクセサリーをたくさん持たせる風習があるなど、彼らにとって「金」は貨幣よりも信頼性の高い資産という位置づけであるようです。

このようなインドでは、アクセサリーも22〜24Kが主流となっており、純度よりもデザインを重視して18Kを好む日本とは対照的なようです。

中国の金需要は?

インドでは、上記のような「金嗜好」があることから、金価格が高騰すると、「金」の換金売りが一気に増える傾向にあります。このことが顕著に表れたのが、2009年の1〜3月期です。

というのは、国際的な金の調査研究機関であるWGCと英貴金属調査会社のGFMSの調べにより、インドでは換金売りが増えて需要が落ち、その代わりに中国が世界一の金需要国になったことが明らかになったからです。

中国では、豊かになった人々による宝飾品需要が伸びているほか、2007年から銀行での投資用金地金の販売が解禁になるなど、金投資の規制緩和も進みつつあります。

そのような中国の需要が四半期ベースでインドを抜いたのは、2007年10〜12月期以来のことですが、数年後には、年間ベースで世界最大の金需要国になるという見方もあります。

産金国のトップも中国?

中国は、産金国として一世紀余り世界のトップに君臨してきた南アフリカを抜き去り、2007年より2年連続で世界一の金産出国になっています。

中国は、需要・供給の両面で存在感を増しており、今後、金価格の動向に大きな影響を与える可能性があると思われます。

産金国のトップ5は?

産金国トップ5は、ゴールド フィールズ ミネラル サービシズ「ゴールド サーベイ 2008」によりますと、次のようになっています。

■中国…280.5t
■南アフリカ…269.9t
■オーストラリア…246.3t
■米国…239.5t
■ペルー…169.6t


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