外貨投資情報館



菱刈鉱山の「金」

菱刈鉱山の含有量は?

菱刈鉱山の鉱石が含有する平均金量は、1トン当たり40g超とされています。これは世界の主要金鉱山の平均が1トン当たりおよそ5gですから、その含有量の多さは世界平均の8倍にもなります。

ちなみに、世界第2位の南アフリカの金鉱石と比較すると10倍近い含有量になります。

菱刈の金鉱脈の「金」

菱刈の金鉱脈ができたのは、今から約100万年前とされており、火山活動で温められた熱水が、地中の岩と砂岩から成る「四万十累層群」の割れ目を伝わって地表近くまで達し、「金」を沈殿させたものと考えられています。

このようにしてできた菱刈鉱山の埋蔵金量は、推定で3,000トン以上といわれています。1985年の採掘開始から、これまでに掘った量は累積165トン(2008年3月)に及びますが、それでも今後、採掘可能な埋蔵金量は150トンあると見込まれています。

このため、現在の年間7.5トンのペースで掘り出し続けた場合でも、あと20年は採掘可能と考えられています。また、新たな金鉱脈の探査も行われているので、鉱山の寿命がさらに延びる可能性もあるようです。

金鉱石から純金へ

発破によって鉱床から採掘された金鉱石は、坑外に運び出されてから破砕されます。

そして、オアソーターと呼ばれる自動選別機と人手による選別を経て、愛媛県の東予工場へと運ばれ、ここで純度99.99%の純金に精錬されます。


原油価格が暴騰した理由は?
菱刈鉱山の「金」
貴金属買い取り店の基準は?
現在までに産出された金の総量は?
ゴールドラッシュとは?

日本にも金鉱山がある?
日本の都市鉱山とは?
□インドと中国の金需要は?
金しゃちの金の総量は?
試金石は実在するもの?


Copyright (C) 2011 外貨投資情報館V「金(ゴールド)編」 All Rights Reserved