日本の金産出量は?
金の年間生産量というのは、全世界でも2400トン前後にすぎず、近年の価格上昇にもかかわらず、ほとんど増えていないのが現状です。
国別では、かつて世界一に君臨してきた南アフリカを追い抜き、2007年からは中国がトップになっています。
U.S.Geological Survey.Mineral Commodity Summaries 2009 によりますと、2008年は、その中国の生産量が295トン、次いで南アフリカが250トン、アメリカが230トンの順となっています。
一方、日本の金産出量は、年間7.5トン程度と、全世界のわずか0.3%前後に過ぎません。
品質の高い金鉱山は日本にある?
前述のように、金の産出量では比べものにならない日本ではありますが、世界有数の品質の高い金鉱石を産出する金というのは、実は日本にあります。それは、住友金属鉱山が鹿児島県北部に保有する菱刈鉱山です。
ちなみに、現在、日本の金産出量のほぼ全量が、この金鉱山から産出されています。
トロイオンスとはどのようなものですか?
トロイオンスというのは、貴金属や宝石の重さを表す単位のことで、1トロイオンスは、約31.1035gです。
日本国内の取引は1g単位ですが、貴金属の国際的な取引はすべてこのトロイオンスで行われていることから、金貨の質量の計量に限り、日本の計量法においてもトロイオンスの使用が認められています。
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