金(ゴールド)は錆びない?
「金」は腐ることも、錆びることもありませんので、一度産出され加工されると、永久不滅の資産となります。こうしたことから、「金」はリサイクルの王様とも言われています。
また、加工製品などから回収した「金」のことを中古金スクラップといいますが、その供給量は、金価格が上昇すると増加する傾向にあります。近年の金価格の上昇とともに、中古金スクラップの供給も増加しているようです。
ちなみに、2006年には、「金」の供給量全体のおよそ3割、1,100トンの中古金スクラップが供給されました。
日本は最大の中古金スクラップ国?
実は日本は、上記の中古金スクラップの主要供給国の1つです。これは、日本では、携帯電話の世代交代が速く、買換え需要は常に旺盛であることから、中古金スクラップの回収の条件は整っているからだといわれています。
このため、業界関係者からは、技術開発が進めば、日本が世界最大の産金国になるのも夢ではないとの声があがっています。
金字塔とは?
元来「金字」とは、金色の文字、金泥で書かれた文字という意味です。
しかしながら、「金字塔」といった場合には、金色の塔のことではなく、エジプトのピラミッドのことを指します。つまり、後ろに「塔」が付くとまったく別の意味になるわけです。
また、「金字塔を打ち立てる」というように用いられると、今後は「後世まで残る優れた事業・業績・成果を成し遂げる」といった意味になります。
これは、簡単に建設できるものではないピラミッドと、不滅の金属である「金」という双方の意味を取り入れた表現と言われています。
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