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国内金価格の推移と史上最高値更新

国内金価格の推移は?

国内の金価格については、1980年1月に1g=6,495円の最高値をつけたあとは、1999年に836円の安値をつけるまでは、一貫して下落トレンドが続いていました。

1999年の国際価格の安値は最高値のおよそ7分の2の水準でしたが、国内価格の安値はおよそ7分の1の水準となっていました。

このように国内価格の落ち込みが激しい理由としては、円高・ドル安※が続いたことがあります。

しかしながら、国内の金価格も同時多発テロ以降は本格的な上昇に転じており、2008年1月には1g=3,200円台をつけるなど、1983年以来25年ぶりとなる高値水準となっています。

※1980年の1ドル=約250円が1995年には1ドル=約80円になっています。

国内金価格が史上最高値を更新できない理由は?

ドルベースの金価格が史上最高値を更新する一方で、国内価格が高値から半値程度にとどまっているのは、円高・ドル安の影響によります。

といっても、1999年の安値から見たら、国内価格もおよそ4倍になっています。

そして、今後、もし為替相場が現在の水準を維持するとしても、ドル建て金価格が2000ドル台になれば、国内価格も最高値を更新することになります。

ちなみに、実際の金市場を取り巻く要因には、依然として有力な価格上昇要因も多いので、国内金価格も上昇トレンドが続く可能性が高いと思われます。


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