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同時多発テロ以後の金相場は?

「金」は上昇トレンドに入ったの?

21世紀に入り「金」が新たな上昇相場が始まりました。金相場が20年間の下落トレンドから反騰に転じたのは、2001年9月に起きた米国の同時多発テロがきっかけでした。

株式相場、債券相場が暴落する中、投資マネーが金市場に集中し、「有事の金」の復活を印象づけたのです。

また、この同時多発テロを契機として、それまでは無反応であったイスラエルとパレスチナの紛争やイラク戦争などを材料に、「金(ゴールド)」が買われるようになりました。

ちなみに、1999年の金価格の安値から見ますと、現在の「金」の国際価格や国内価格は、ともにおよそ4倍にもなっています。

といっても、長期下落トレンドがおよそ20年間も続いていたわけですから、まだ上昇トレンドの途中にあるといっていいのではないでしょうか。

つまり、今後、再び世界を震撼させるような大事件が発生すれば、金価格はさらなる暴騰を演じることも十分にありえるということです。

もし過去のように金価格が短期間で急騰したら?

今後、金価格が短期間で急騰した場合であっても、過去のように相場が短命に終わることはないように思います。

といいますのは、BRICs諸国の経済発展に伴う商品需要の高まりという裏付けがありますし、金市場を取り巻く環境が1980年代とは様変わりしているからです。

なお、多様な投資家が参加していることによって、市場の厚みも増しています。


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