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資産防衛と「有事の金」

日本でも「有事の金」が意識されつつある?

かつては戦争や紛争といえば、イスラエルやアフガニスタン、イラン、イラクなど、日本から遠く離れた地域のことでした。

しかしながら、2001年の米同時多発テロを契機として、日本でもテロが起こりうると考える日本人が増えるとともに、多くの日本人が、北朝鮮の核問題や中国の軍事大国化などにより、日本がアジアで孤立し、軍事的脅威にさらされる危険があることを感じるようになっているようです。

こうした事態を想定し、万一の場合に自らの資産を防衛するために、日本でも「有事の金」を意識する人が増加しています。

なぜ日本人は金を買うの?

ワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)が実施した「日本人が金を購入する理由」の調査結果によりますと、次のような順番になっているようです。

■第1位…金が無価値になることはない。
■第2位…世界のどこでもお金に換えることができる。
■第3位…金はインフレにも強い。
■第4位…金への分散投資が必要。
■第5位…金は燃えない資産なので安心である。
■第6位…中長期的に値上がりしそうだから。
■第7位…ペイオフ対策に有効だから。
■第8位…「有事の金」であるから。

この調査結果を見ますと、日本人が「金」を購入する理由や動機には、従来のリスクのある金融商品にはなかった資産防衛機能や安心感などへの期待が込められていることがわかりますが、これは、多くの日本人が「金」の魅力を十分に認識しているといえそうです。


「金」は希少な資源?
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