今後の日本はインフレになるの?
日本人が「金(ゴールド)」に注目し始めたことの理由の1つとして、インフレを身近な脅威と感じるようになったこともあるようです。
現在、原油のほか小麦や鉄鉱石などの価格も相次いで高騰しており、日本でもインフレ懸念が強くなっていますが、原材料価格の上昇が製品価格に転嫁され、ガソリン・灯油などの石油製品、マヨネーズ、醤油などの食料品が相次いで値上げされるなど、物価上昇が日本人の生活を脅かし始めています。
今後は、鉄鉱石の価格の高騰による、自動車や家電製品などの価格への転嫁が懸念されるところです。
日本はインフレの経験があるの?
日本では、かつてデノミを実施するような猛烈なインフレは経験していませんし、また、一年定期の預金金利を上回るインフレさえも経験していません。
過去に日本人がインフレを実感したことといえば、オイルショックの際にトイレットペーパーの買い占めに走った時くらいなのではないでしょうか。
しかしながら、輸入原材料価格の高騰が続いている状況では、今後の為替相場(円安)次第では、日本にも空前絶後の超インフレが到来する可能性もないとはいいきれません。
そういった意味では、日本人がいまだかつて経験したことのない超インフレの恐怖を身近に感じているからこそ、日本の個人マネーもインフレに強い「金」に向っているのかもしれません。
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