直接投資と間接投資の相場への影響は?
資本取引のなかでも直接投資というのは、貿易取引と似たような性格をもっています。
これは、工場を設立するための投資や、国境を越えた企業買収のための投資などは、基本的に長期的な視野に立った投資になるためです。
よって、直接投資というのは、短期的に相場を大きく動かす要因にはなりません。
一方、間接投資というのは、例えば、3か月とか1年というように、比較的短期間の投資になることが多いので、買ったものについては、近い将来に売りとなって市場に出てきます。
よって、最終的には元に戻るのですが、一時的には相場を大きく動かす要因となります。
直接投資が相場を動かす場合は?
直接投資も場合によっては、相場を大きく動かす要因となることがあります。
例えば、一時的に大きな金額で企業買収が行われるケースなどです。
こういうのはある種のファッションのようなものでもあるのですが、一定期間に大勢の投資家が同様の動きをすると、市場には大きな影響を与えることになります。
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