金地金に投資する場合には、売買価格が往復の手数料（スプレッド）を上回る価格になれば、利益を得ることができます。

といっても、仮に時価が購入価格を上回っていたとしても、売却するまでは含み益のままです。

これは、預貯金などの確定利付商品では、お金を預け入れた時点で収益が確定しますが、金地金に投資する場合には、売却するまで利益は確定しないからです。

元利金の合計を計算しやすい貯蓄商品とは違い、運用次第で収益が変動することが、「金(ゴールド）」などの投資商品の特徴といえます。

ちなみに、購入価格よりも安い価格で売却する場合には、当然損失を被ることになります。

「金」は価格変動のある商品ですから、金地金の取扱業者は金地金の元本を保証していません。

なので、たとえ銀行で金地金を購入したとしても、銀行が元本を保証しているわけではありませんので注意が必要です。また、金地金は預金保険の保護対象外です。

さらに、金地金は金融商品ではありませんので、保有しているだけでは利息はつきませんし、株式のような配当もありません。つまり、値上がり益（売却益）のみが、金地金の唯一の利益になります。

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