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FXは1対1の相対取引

為替市場に取引所はあるのですか?

株式取引の場合は、東京証券取引所などの映像をテレビで見たことがあるかもしれませんが、外国為替取引では取引所の映像を見たことがないと思います。

これは、外国為替市場には取引を行う人が一同に介するような物理的な取引所が存在しないからです。

FXはすべて相対取引といい、1対1で行われます。

例えば、インターバンク市場では、A銀行がB銀行に取引の依頼をして、B銀行が買値と売値をA銀行に提示し、A銀行が買いたいのであればB銀行の提示した売値で、あるいは売りたいのであればB銀行の提示した買値で取引を締結しています。

このような取引が、世界中の銀行同士でメールや電話、専用回線などを通して行われているのです。

そして、これらを総称したものがインターバンク市場と呼ばれます。

相対取引とは?

世の中にある商品やサービスの取引形態には、大きく「相対取引」と「取引所取引」の2つに分けられます。

FXは相対取引ですが、身近な例ですと例えば、家電量販店などが相対取引です。

消費者は、どの家電量販店でも同じ商品を買うことができますが、その判断の基準は価格のみならず、サービスやアクセス、あるいは馴染みがあるなど価格以外の要因も影響し、売りたい店と買いたい消費者が、個別に1対1で行う取引形態、すなわち相対取引になっています。


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