思惑・観測とは?
思惑のもとになっているのは、経済指標や国際情勢、政治の動向です。
例えば、「米国の利上げ観測によって、ドルが買われた」とか「人民元切り上げにまつわる思惑によって、円が買われた」などと報道がありますが、これは、それぞれ各国の政治動向により市場の参加者が想像した「思惑」であり「観測」なのです。
また、日本のGDP(国内総生産)が前年比で大幅に上昇すれば、今後日本の景気が回復し、日本株への投資など、日本に資金が流れ込む可能性が高くなります。
そうすると、円の需要が増加するという思惑が生まれ、円が活発に買われることもあります。
ちなみに、消費者物価指数が上昇すれば利上げ観測が出る、といったような「思惑」とか「観測」については、ある程度の法則性がありますので、それがわかると相場分析もやりやすくなると思われます。
利上げ観測とは?
利上げ観測というのは、将来にわたり、政策金利の小幅な利上げが継続するという思惑のことをいいます。
ちなみに、こうした思惑が続いている間は、その通貨が買われやすくなりますので、上昇要因となります。
|