思惑・観測・実需筋
為替相場の変動要因というのは、次の3つに集約されます。
■思惑
■観測
■実需筋
思惑とはどのようなものですか?
相場に参加している者は、常に利益を得たいと考えているわけですが、その参加者の総意が「思惑」です。
例えば、米国の消費者物価指数が前回よりも高い数値となった場合には、円/ドルやユーロ/ドルなどのクロスドルを取引している市場参加者は、次のようなシナリオを頭に浮かべます。
■消費者物価指数の上昇
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■インフレ懸念が生じる
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■インフレを抑えるためにFRBが利上げ
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■日米、欧米の金利差が拡大
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■市場参加者がスワップポイントを得ようとして、ドル買い需要の増加
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■ドルの上昇 |