「金」は信用不安に強い?
株式や債券というのは、国・企業など発行体の信用力や業績により価値が決まりますので、その発行体が破綻してしまうと、紙くずになる可能性があります。
それに対して、「金(ゴールド)」はそれ自体に価値のある実物資産ですから、無価値になることはありません。例えば、リーマンショックなどで信用不安が広がったとしても、「金」を保有していれば安心できます。
このように、「金」の魅力は信用不安に強いことがあります。
「金」は不動産よりも優れた資産?
「金」は不動産と同様の実物資産ですが、不動産よりも利便性・流動性という点において優れているといえます。
具体的には、例えば、相続が発生して相続人が複数存在している場合、不動産を分割・換金しようとしても、相続人全員の同意が得られず、思うようにいかないことがしばしばあります。
一方、「金」でしたら簡単に分割できますし、売却したい時にいつでも売却できるという利便性や換金性を兼ね備えています。
「金」なら小分けして売れる
財産承継に関しては、株式、債券などの有価証券よりも「金」のほうが無価値にならないという点でも安心できます。
ちなみに、金地金という目に見える資産のほうが財産を引き継いだという実感もわくようです。
また、将来の年金に不安を感じている人も少なくないと思われますが、金でしたら必要に応じて小分けして売却することも可能です。
一方、不動産の場合は、売りたい分だけ切り売りするということができませんから、その点でも「金」のほうが優れているといえそうです。
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