新聞の金価格欄はどのように見たらいいの?
金価格の手軽な情報源といえば、まずは新聞であり、新聞であれば毎日チェックするという習慣も自然と身に付くはずです。
情報の宝庫でもある新聞を読みこなすことができるようになることが、賢い投資家への第一歩ともいえそうですが、では、新聞のどこにどのような情報があるのでしょうか?
まず、日本経済新聞の朝刊の中ほどに「マーケット総合2」という紙面があります。
その左側の「商品先物」欄を見ますと≪東京金≫とありますが、それが東京工業品取引所の先物価格になります。
いずれも2か月おきに設定されている限月ごとの1g当たりの価格が掲載されていますので、ここを見れば、今後どのような値動きをするのか、大まかな市場動向がつかめると思われます。
4つの金価格の見方は?
次に、ページをしばらくめくりますと、「商品」面に「主要相場」という欄があるのですが、その中の「デイリー」の「貴金属地金」には、次の4つの金価格(前日午後4時現在)が掲載されています。
■金
⇒ 大手貴金属商が大口顧客である宝石商などに売却するときの価格です。
■ロコ東京金
⇒ 「金」の現物を業者間で取引するときの価格です。
■小売価格
⇒ 大手貴金属商の買値と売値です。
■山元建値
⇒ 鉱山系会社が貴金属商や地金商に出荷する際の基準価格です。 |