豪ドル、NZドルが売られるのは?
豪ドル、NZドルが売られる要因としては、次の要因が考えられます。
■自国の経済・政治状況
オーストラリアやニュージーランドの国自体の経済や政治がひどい状況になったときには、これらの通貨は売られることとなります。
■米国の金利上昇
米国の景気が良くなり、米国の金利が上昇したときに、オセアニア通貨は売られる要因となります。
豪ドルと米ドルの為替の動きを見ていただくとよくわかるのですが、豪ドルが下がったときには、米ドルが上がっています。
この豪ドルと米ドルの2つの通貨が逆の動きをすることが多いのは、米国への投資のヘッジとして高金利通貨が買われているためです。
よって、豪ドルやNZドルの取引だから米ドルは関係ないと考えるのは危険です。
円安ドル高になり、どんどん米ドルが上昇してきたときには、豪ドルやNZドルの買いポジションを保有している人は注意が必要になります。
とはいえ、オセアニア通貨は金利が高いので、かなりの長期戦で考えるのであれば、損をする可能性は低い通貨といえます。 |