強制決済とは?
例えば維持証拠金が20%(業者により%は異なります)を下回ったら、強制的にポジションを決済されてしまいます。
強制決済というのは、含み損をそれ以上拡大させないために、良心的に損失を限定させてくれる機能です。
この機能があるおかげで、口座に入っている金額以上に損失が増えることがないのです。
つまり、口座に100万円入っているのであれば、すべてのポジションが証拠金不足で強制決済されたとしても、20%分の余剰資金は口座に残るのです。
強制決済と聞くと、イメージとしてはマイナスの感じがしますが、実はマージンコールや強制決済(ストップロス制度)は、顧客の資産を0円にしないようにしてくれているのです。
ちなみに、FX業者によっては、強制決済の基準が20%でなく、もっと低い数%に設定しているところもあります。
上級者向けの場合は、より少ない証拠金で多くの利益を狙いやすいように、マージンコールや維持証拠率20%での強制決済を導入していない場合があるからです。
FXが外貨預金や株の現物と決定的に異なるのは、このような制度があるからです。
マージンコールや強制決済が嫌な人は、レバレッジを2〜3倍程度に低く抑えるようにしましょう。証拠金がたくさん入っていれば、こういった心配は不要です。 |